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デジタル化テーマの整理手法

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中小ビジネスがデジタル活用・IT活用を進める際に大きなカベとなるのが、「何から始めればいいのか」という、デジタル化のテーマを絞り込むプロセスではないでしょうか。
世に溢れる様々なIT製品サービスの情報。「自社にはどれが合うのか」「どう活かせばいいのか」。予算は限られているし、検討・導入にかける時間も多くはかけられない。
優先順位を決めて一つひとつ取り組むべきということはわかっているが・・

デジトレでは、そんな中小ビジネスのためのデジタル化テーマの整理手法を整理しています。
デジトレ診断と組み合わせてご活用ください。

※デジトレ診断の支援者プランの会員様には、以下に記載の各種テンプレートをご提供しています。
※以下プロセスをご紹介する研修会のプランもご用意しています。
※デジトレメンバー執筆の書籍「中小ビジネスを伸ばす デジタル-5つの活かし方」もあわせてご利用ください。


全体像

 

デジタルを経営に活かす仕組み化の考え方

デジタルは事業を成長させるための道具であり、事業を成長させる仕組みに組み入れて活用するもの。デジトレでは、その仕組みを下図のように表現しています。

  • 環境変化の中でお客様に価値(バリュー)を提供し続ける回転運動
  • 4つの構成要素のどこにデジタルを活用するか
  • 「顧客・商品・販路」「業務プロセス」「記録・計測」「組織の成長」
  • ベースになるのは「経営理念」

 

1.経営課題の整理

最初に経営課題を整理します。

  • これまでの成果を振り返ると同時に、5年程度先にどのような環境変化があるか。
  • その環境変化に対応すべく「ありたい姿」はどのようなものか。
  • そのために今後数年で成し遂げる必要のある経営課題は何で、どのように解決するのか。

 

経営課題をどれだけ具体化できるか

経営課題の整理に際して極めて重要になるのが、課題をどこまで具体化できるか、という点です。
漫然と「生産性の向上」と記載しても内容がわかりません。高い目標から逆算して打ち手を確認していきます。

 

2.デジタル活用度の確認

デジトレ診断を活用して、自社のデジタル化の全体像をとらえます。
出来ていること、まだまだできていないこと、気づいていなかったことを浮かび上がらせます。

 

3.伸ばしたいデジタルの選抜

デジトレ診断の結果から、まず最優先に取り組みたいテーマを選抜します。
デジトレ診断では、各設問の解説シートと、20の強化ポイントごとの行動計画シートを提供していますので、それらを使って優先順位の整理を行います。

 

4.デジタル化テーマの仮決め

経営課題整理シートにまとめた内容と、伸ばしたいデジタル選抜シートで選抜したデジタル化の優先課題を「顧客・商品・販路」「業務プロセス」「記録・計測」「組織の成長」の4象限からなる「デジタル化マップ」にまとめます。
この段階では「仮」でまとめます。中途半端なままで構いません。違和感があって構いません。

 

5.要件の整理

仮決めしたテーマについてイメージを具体化、要素分解していきましょう。
デジトレがご提案する「デジタル化DMM」では、分解した8つの業務要素それぞれについて、デジタルツールやツールに求めることを記載する欄を設けています。これにより、このテーマを進める上でどういったIT製品サービスを導入したいのかを整理しやすくなります。

 

6.デジタル化テーマの決定

要素分解して抽出したものをデジタル化マップに反映すれば完成です。


 

以上についての研修プログラムをご用意しております。

デジタル-5つの活かし方研修

支援者向け
デジトレマスターコース(4日間)
デジトレエッセンシャルコース(2時間)
デジトレハンズオンコース(8日間)

中小ビジネス向け
DXチャレンジコース(4日間)
DXはじめの一歩コース(3時間)