日本全国350万社の中小企業に必要な ”デジタルを活用するスキル” を定義しました。 中小企業のデジタル活用においては、経営者の方針に加えて、現場で具現化する人材の力も必要です。本スキル定義は、ITコーディネータが集まって制作したもので、情報発信ツールの活用やデジタルツールのお試し利用など、中小企業のDXに役立つ55種類のスキルを明らかにしています。デジタル化マップに描いたデジタル活用を推進していくために、社内人材に必要なスキルをこの55種類から選抜し、スキルの育成や外部調達に取り組みませんか。 業種や規模の大小問わず、すべての中小企業が経営のデジタル化に真正面から向き合う時代になりました。経営者層がその必要性に気づき、自社ならではのデジタル活用の方針を描くことが一歩目となりますが、同時に、社内でその方針を具現化する推進力も必要とされています。デジタル化を推進する人材に求められる能力としては、ITコーディネータが修得する「IT経営推進プロセスガイドライン」におけるプロセスの理解や、情報処理推進機構が策定した「デジタルスキル標準」や「ITスキル標準」においてスキルが定義されています。いずれも中小企業にも参考になるものですが、経営資源の限られた中小企業の現場で実践しやすいように、範囲を絞り、より具体的なスキルの定義が求められています。そこで私たちITコーディネータは、中小企業の経営者層が描いたデジタル活用の方針に基づいて、必要な情報を収集し、関係者に働きかけ、自ら手を動かし、デジタル活用の実効を得るために現場に浸透させることのできる、中小企業の社内でデジタル活用を推進する人材に必要なスキルを体系的に定義し(デジ活スキル)、中小企業が手当てすべき人材像(デジ活人材)を明らかにしました。2023年5月 ITコーディネータ有志2022年度 ITCAテーマ研究活動【S22001】 4種類の人材像 ファン・メイカー 社外に魅力を伝える人材 デジタルを活用して、自社の魅力を社外へ伝達して、顧客やファン、共に働く仲間を増やしていくための活動を推進する人材必要なスキル ⇒ 組織の「伝える力」を伸ばすスキル リレーション・ビルダー 新たな関係を創る人材 デジタルを活用して、顧客や協業先とより密接で深い関係を構築していくための活動を推進する人材必要なスキル ⇒ 組織の「つながる力」を伸ばすスキル BPRリーダー 業務を改善する人材 デジタルを活用して、より速く、より少ない人数で、より高い品質で事業を回し続けるための活動を推進する人材必要なスキル ⇒ 組織の「回転力」を伸ばすスキル プロジェクトマネジャー ツール導入を推進する人材 デジタルツール(ソフトやデバイス等)を社内に導入するための活動を推進する人材必要なスキル ⇒ デジタルツールの導入を推進するスキル 中小規模のビジネス組織に必要な55のスキル スキル定義の例 デジ活スキルの特徴 中小規模のビジネス組織に必要なスキルにフォーカスしている デジタル技術を活かすためのPDCAサイクルに沿ったスキル定義となっている 座学と実践でどのように学べばよいかをガイドしてくれている 提供形式PowerPointファイル税込価格無料(商用利用可)提供サイトNPO法人ITコーディネータ協会のWebサイトからダウンロードhttps://www.itc.or.jp/foritc/itccommunity/search/2022.html