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デジトレ診断のURLを更新しました。

2024年5月分のデジトレ診断のURLを更新しました。
有効期間は2024年5月31日までです。

●支援者プランご利用の皆様
 個別にお送りしております「URLご案内シート」「チームプラン専用Webページ」をご覧ください。

自己診断データから見える中小企業のデジタル活用の現状

1,265社の回答データが伝える課題感

デジタル活用は今日のビジネス環境において中小企業の成長と競争力の鍵を握ります。合同会社デジトレ(以下、当社)の提供する「デジトレ診断」は、中小企業が自社の強みを活かし、効果的なデジタル戦略を策定するための実践的なガイドを提供しています。

2020年12月からデジトレ診断の提供を開始して3年が経過し、これまで合計1,265社の企業がデジトレ診断による自己診断を実施し、総診断件数は1,807件となりました。

中小企業がデジタルツールをどの程度活用しているかを示す重要な指標となる総合スコアの平均は81.3点(200点満点)でした。

これを構成する5つの分野別では、情報を潤滑剤として現場を円滑に回す取り組みである「体幹力」が最も高く21.6点(40点満点)、社内にある情報の整理整頓により情報の使い勝手を良くする取り組みである「基礎体力」が次いで17.1点(同)、そして、自社の魅力を社外へ伝達し、顧客やファン、共に働く仲間を増やしていく組織の力である「伝える力」が15.4点(同)という自己診断結果となりました。

200点満点の半分に満たない81.3点という自己診断結果を見ると、多くの中小企業が、自社のデジタル活用の現状に必ずしも満足していない状況がわかります。

体幹力:事業にデジタル技術を取り入れていく上で軸となる組織の力。意識的に情報を潤滑剤として現場を円滑に回す取り組み。

基礎体力:事業にデジタル技術を取り入れていく上で土台となる組織の力。社内にある情報の整理整頓により、情報の使い勝手を良くする取り組み。

回転力:デジタル技術を取り入れて、より速く、より少ない人数で、より高い品質で事業を回し続ける組織の力。

伝える力:デジタル技術を活用して自社の魅力を社外へ伝達し、顧客やファン、共に働く仲間を増やしていく組織の力。

つながる力:デジタル技術を使って、顧客や協業先とより密接で深い関係を構築していける組織の力。

従業員規模別のスコア

従業員規模別にみると、従業員数100~200名、200名以上の企業、5名以下の個人や小規模企業のスコアは全体平均の81.2よりも高くなっています。一方で6~100名の規模の企業は低いスコアとなっています。従業員規模の大きい企業ではデジタルを比較的上手く活用し始めている一方で、従業員を抱える100名以下の企業では、まだデジタル活用の余地が大きいことがうかがえます。

業種別のデジタル活用の特徴

製造業や情報サービス、士業・コンサル、宿泊などは総合スコアが高く全般的にデジタル活用が進んでいる傾向にあります。一方で、介護・福祉、運輸、飲食などは総合スコアが低く、現状に課題を感じている割合が高いことがわかります。

さらに、5つの力のスコアに業種の特徴が見られます。BtoC業態では「伝える力」のスコアが特に高く、小売店や理美容業、宿泊業などが集客や販促のためにデジタルツールを積極的に活用していることがわかります。リソースが限られる中小企業では自社の特性や課題に応じて目的を絞ってデジタル化を進めていくことが有効です。業種や業態によるデジタルの活かしどころがスコアにあらわれています。

共通する課題は「回転力」と「つながる力」

中小企業に共通する課題としてあげられたのは、より速く、より少ない人数で、より高い品質で事業を回し続ける組織の力である「回転力」13.3点(20点満点)と、顧客や協業先とより密接で深い関係を構築していくための「つながる力」13.9点(同)です。

手書きや手作業に頼った社内業務の生産性を高め、顧客や外注先など外部ともデジタルで連携できる効率の良い業務を実現したいという思いが現れています。

デジトレが提供する、中小企業のデジタル活用をサポートするツール群

当社では、「日本の中小ビジネスのデジタル経営スピードを最速にし、デジタル経営幸福度を最幸にする。」をビジョンに掲げ、デジトレ診断をはじめとする、中小企業のデジタル活用を促進するサポートツール群を提供しています。

中小企業者自身で活用いただくことはもとより、ITコーディネータや中小企業診断士、経営指導員などの中小企業支援者が、個別企業支援や研修会などの場でお使いいただける支援ツールパッケージとなっています。

ぜひ弊社Webサイトもご覧ください。https://dejitore.com/

  • デジトレ診断(100問版)
  • デジトレ診断Quick(50問版)
  • 20の行動計画シート
  • 冊子「デジ活 基本パターン集」
  • 書籍「中小ビジネスを伸ばすデジタル5つの活かし方」
  • ありたい姿整理シート

テーマ研究「デジ活スキル」がITC Award2023の優秀賞を受賞

この度、中小企業のデジタル化推進に必要なスキルを体系的に定義した「デジ活スキル」​​で、ITコーディネータ協会が主催するITC Aword 2023にて2022年度のテーマ研究活動​​で優秀賞を受賞しました​​。

デジタル化への取り組みが急務となる中小企業

現代のビジネス環境において、すべての中小企業にとって経営のデジタル化は避けて通れない課題です。しかし、それを具現化するためには、社内のデジタル活用を推進する人材の存在が不可欠です​​。

当社の研究の焦点

「デジ活スキル」では特に中小企業の現場に即した具体的なスキルセットの定義に焦点を当てました。この取り組みにより、中小企業のデジタル人材の育成や確保に役立てることが可能です​​。

今後の展望

このテーマ研究の成果物はオープンソースとして公開され、営利目的での二次利用も可能です。中小企業をサポートするITコーディネータや支援者など関係者に、「デジ活スキル」が積極的に活用されることを願っています​​。

デジ活スキルはこちらからダウンロード可能です

https://digitalskills-for-smes.jimdofree.com/

今後も、当社は中小ビジネスのデジタル化を支援し、企業の成長を助けて参ります。

当社になりすましたメールが送信されています、ご注意ください

本日、2023年9月18日の6時頃から、不特定多数の方に当社のメールアカウントである「hori@~」を差出人に偽装した、なりすましメールが不正に送信されていることを確認しました。

このなりすましメールは、弊社と全く関係のないIPアドレス、サーバーから送信されています。
受信された方は、メールに記載のリンクを絶対にクリックしないでください。

また、メールはすぐに削除してください。

  • 当社では該当のメールアドレスをすでに廃止いたしました。(2023年9月18日 9時頃)
  • 配信されたメール、配信エラーとして戻ってきたメールを当社内で解析し、送信元及び経由サーバが当社と無関係であることを確認し、なりすましメールであると判断しました。(詳細確認作業は引き続き行っています。)
  • この件について一般財団法人 日本データ通信協会の「迷惑メール相談センター」に通報済です。

今年も研修会シーズン到来

本当に有難いことに、多くの支援機関様から、中小事業者向けのDX研修・デジタル技術活用研修のご依頼をいただいておりますが、開催がどうしても集中するのがこの秋~冬のシーズンです。

今年もいよいよ到来ということで、確定しているだけで次のように計画しています。

  • 2023年9月7日(場所:静岡市) 静岡県DX推進講座 一回目
  • 2023年9月12日(場所:オンライン) 経営に活かす情報戦略・デジタル活用
  • 2023年9月13日(場所:山口市) DX戦略策定セミナー
  • 2023年9月14日(場所:長野県中野市) デジタル化支援セミナー
  • 2023年9月27日(場所:静岡市) 静岡県DX推進講座 二回目
  • 2023年9月28日(場所:春日井市) 自社にちょうどいいデジタル活用 を考える3時間

研修会では、DXやデジタル技術を外部環境としてとらえ、中小事業者としてどのように向き合うのか、デジタル技術をどこにどのように活かすのか、どんなツールを活用していくのか、そういった点について、演習を交えながら一緒に考える研修会となっています。

演習では、「ありたい姿整理シート」「デジトレ診断」「デジタル5つの活かし方」「デジ活基本パターン集」などの教材を活用します。

講師としての役割をいただいていますが、私たちが「答え」を持っているわけではありません。PDCAサイクル、スモールスタート、デジタルは万能ではない、そういったキーワードをお伝えしながら、事業者自身で自社の取り組むべきテーマを見つけていただく、考えていただく、そんな内容となっています。

私たちにとっても、研修という場はとても貴重な事業者との接点。
事業者と向き合ってこそ、私たちのビジョン「日本の中小ビジネスのデジタル経営スピードを最速にし、デジタル経営幸福度を最幸にする。」に近づくことができます。
これからも、しっかりと目の前の事業者の現実に向き合い、歩みを続けてまいります。

 

料金プラン変更に関するお知らせ

この度、デジトレでは、デジトレ診断を複数人の団体・チームでも活用しやすくするため、料金プランを下記の通り変更することといたしましたので、お知らせいたします。

 

1.料金プランの変更点

(1)デジトレ診断を団体・チームでご利用いただくための「チームプラン」を新設します。

(2)デジトレ診断を1年間利用できる「プラン12」を「シングルプラン」と名称を変更し、一部内容を改定させていただきます。

(3)「プレミアムプラン」と「プラン3」は現在の利用期間満了を以て提供を終了させていただきます。

 

<料金プランの変更>

現在の料金プラン 変更後の料金プラン変更日
プラン12シングルプラン2023年7月1日~
プレミアムプラン提供終了現利用期間満了まで
プラン3提供終了現利用期間満了まで
おまとめ申し込み・団体利用チームプラン2023年7月1日~

※プラン12をご利用の皆様は、7月1日にシングルプランに自動移行となります。契約期間はそのまま引き継がれます。お手続きいただく必要はありません。

※変更日までの間に、おまとめ申し込み・団体利用のご契約を希望される場合は、チームプランとしてご契約いただけます。

 

2.新料金プランの内容

料金プランシングルプランチームプラン
ご利用人数 年額(税込)1人  18,000円5人まで
 30,000円(定額)
6~10人
 54,000円(定額)
11~29人
 5,400円/人
30人~
 4,800円/人
プランの有効期間12か月間翌3月31日まで*1
デジトレ診断の商用利用・再許諾
デジトレ診断の履歴データの参照 (データボードβ)
オンラインサロンの開催月1回月1回
デジタルコンテンツの特価提供○ デジトレ会員限定STORE○ デジトレ会員限定STORE
外販用書籍・冊子の割引購入3割引き3割引き
メルマガの購読
決済手段クレカ・コンビニ・ ペイジー請求書払い (銀行振込)
申込サイト会員サイト(MiiT+)当社Web
デジトレ診断活用研修3,000円個別お見積り

*1)12月~3月にチームプランにお申込いただいた場合、初年度の年額は半額になります。

*2)デジタルコンテンツの特価提供

支援現場でご利用いただける各種デジタルコンテンツのダウンロード販売サイトを開設します。
https://dejitore.stores.jp/

シングルプラン、チームプランの皆様には、割引価格にてダウンロードいただける会員限定ショップをご用意しました。アクセス方法はURLご案内シートにてご連絡します。
https://dejitoremember.stores.jp/

*3)外販用書籍・冊子の割引購入

従来から販売していた「中小ビジネスを伸ばす デジタル5つの活かし方」に加えて、新たに冊子「デジ活 基本パターン集」の販売を開始します。

税込定価2,200円 https://dejitore.stores.jp/items/64604fd0cd92fe00827ad215

シングルプラン、チームプランの皆様には、外販用価格として1,540円でご提供します。

外販用のお申込みは、各種リクエストフォームから受付いたします。
https://dejitore.com/requestfromsupporters

 

 

今後ともスタッフ一同、サービス向上に精進して参ります。

引き続き、デジトレが提供するコンテンツを中小ビジネスの支援にお役立ていただければ幸いです。

 

ITコーディネータが中⼩企業向けデジタル⼈材のスキルを定義 【中⼩企業 デジ活スキル】

中⼩企業のデジタル活⽤を⽀援するITコーディネータが集まり「中⼩企業 デジ活スキル」を公表しました。

本スキル定義は、中⼩企業においてデジタル活⽤を推進する⼈材に求められるスキルを体系的に定義したもので、情報発信のためのコンテンツを⾃ら作るスキルや、業務改善のスキル、社内のルールや習慣の⾒直しをリードするスキルなど、中⼩企業のDXに役⽴つ55種類のスキルを明らかにしました。

今や中⼩企業においてもデジタル活⽤が求められる時代。その推進には経営者の⽅針だけでなく、現場で具現化する⼈材の⼒も必要です。しかし、経営資源の限られた中⼩企業で、どういったスキルを持つ⼈材をそろえる必要があるのかを、具体的に定義したものはこれまでありませんでした。

デジタル⼈材といっても、技術者やSNSの運⽤担当者など、求められるスキルは多種多様です。本スキル定義は、中⼩企業のデジタル活⽤を推進する4つのデジタル⼈材像を定義し、それぞれに必要な実践的なスキルを厳選して定義しました。
・社外に魅⼒を伝える⼈材(ファン・メイカー)
・業務を改善する⼈材(BPRリーダー)
・新たな関係を創る⼈材(リレーション・ビルダー)
・ツール導⼊を推進する⼈材(プロジェクトマネジャー)

現在いるスタッフが⾝につけるスキルもあれば、新しく募集するスタッフに求めるスキル、⼀時的にフリーランスなどの外部⼈材に頼るスキルもあるでしょう。中⼩企業がこのスキル定義を参考にして、⾃社のデジタル活⽤⽅針に沿って優先順位をつけて⼀つずつスキルを育成・調達していくことで、中⼩企業のDX推進の⼀助となることを願っております。

本活動は、特定⾮営利活動法⼈ITコーディネータ協会の「テーマ研究・調査活動」の⼀環として、中⼩企業のデジタル活⽤の⽀援経験が豊富なITコーディネータが集まり、プロボノ活動として⾏われました。本成果物はオープンソースとして公開し、営利⽬的も含めて⼆次利⽤いただくことが可能です。中⼩企業のデジタル化を⽀援する⽅々にも、このスキル定義を積極的に活⽤していただき、中⼩企業向けの研修やセミナー、個別企業⽀援で、デジタル活⽤⼈材の育成にお役⽴ていただければ幸いです。

中⼩企業 デジ活スキル 公開URL:https://www.itc.or.jp/foritc/itccommunity/search/2022.html
(「2022年度、テーマ研究・調査結果報告書⼀覧」の受付番号「S22001」の「成果物」欄にある「中⼩企業デジ活スキル」のリンクよりどなたでもダウンロードできます。)

2022年度 ITCAテーマ研究活動【S22001】参加ITコーディネータ⼀同

お問い合わせ: ITCAテーマ研究活動【S22001】事務局(合同会社デジトレ内) info@dejitore.com

リリース元:中⼩企業 デジ活スキル
URL:https://www.itc.or.jp/foritc/itccommunity/search/2022.html

デジトレ診断データを振り返り

2020年12月からデジトレ診断をリリースしてから約2年間、多くの方にデジトレ診断をご利用いただきました。2022年までのデータを使って、これまでのデジトレ診断の結果を振り返ります。

また、データが蓄積されてきたため、中小ビジネスを支援される支援者のみなさまにも活用いただきたいと考えています。具体的には、常に最新のデータが表示されるレポートを公開する予定です。共有設定が完了しましたら、改めてお知らせいたします。

1,000社超の会社が利用

2022年12月時点で、デジトレ診断を実施いただいた件数は1,477件、会社数では1,126社(団体や個人事業主含む)のみなさんにご利用いただきました。会社の規模別でみると100名以下の会社が945社と全体の8割以上を占め、中小企業および小規模企業のみなさんにご利用いただきました。診断結果が少しもでお役に立てていれば嬉しいです。

また、業種別にみても幅広い業種でご利用いただけたため業種別のスコアを比較すると各業種・業態の特徴が反映されたデータになっています。

平均スコアは81.7

1,126社の診断スコアの平均は81.7点(200点満点)でした。5つの力では体幹力がもっとも高く21.8点、続いて、基礎体力(17.1点)、伝える力(15.5点)、つながる力(14.0点)、回転力(13.3点)と続きます。

さらに、5つの力をそれぞれの強化ポイントの平均を見てみます。点数の低い回転力の中でも「データ活用環境の整備」が2.7点(10点満点)と低く、経営にデータを活かせていないと考えている企業が多いことがわかります。

支援者プランでデジトレ診断データのレポートを公開

今後、支援者プランの会員のみなさまは、上記以外にも業種別や企業の規模別の平均など、より詳細なデータを確認できるようになります。業種によって、5つの力の高いところ、低いところが異なる点、規模による点数の違いなど、参考になる情報です。数値はダウンロードも可能です。ぜひ、支援やセミナーにご活用ください。

公開型オンラインサロン開催のご案内

新年あけましておめでとうございます。
昨年中はデジトレ診断をご利用いただきありがとうございました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今月のオンラインサロンは公開型で開催いたします。

日程:2023年1月18日(水) 18:00~19:00
   Zoomミーティングにて開催(開催内容は後日、YouTube配信予定)
   参加費用:無料

内容:「支援者プラン」をご利用の方を対象としたオンラインでの意見交換会(オンラインサロン)を拡張し、
   どなたでも参加自由な場として公開型のフリーディスカッション形式で開催します。

18:00~18:30  テーマトーク1 デジタル化していないのは遅れているって事なのか?
18:30~19:00  テーマトーク2 社内のだれをデジタル担当にしたら良いか?
 
参加用URLは https://us02web.zoom.us/j/89174761176?pwd=YXBSTVh2azAwRXdBUVl1dlVRMTNLdz09

ミーティングID: 891 7476 1176

パスコード: 370433

中小事業者様もぜひご参加ください。
参加ご希望の方は、個別のメールにてご連絡頂けますと幸いです。皆さまのご参加をお待ちしております。

 

<当日のディスカッションをアップしました>

DXという言葉がかえって中小企業や農業経営体のIT活用・デジタル活用のブレーキとなっているのかも・・・

先日、ある商工会議所の経営指導員さんと意見交換している中で、こんな話題が出ました。

「DXという言葉がかえって中小企業や農業経営体のIT活用・デジタル活用のブレーキとなっているのかも・・・」

確かにその気配はあるのかもしれません。
IT活用といったりデジタル活用といったりDXといったりと、例のごとくこの業界の悪い癖で次から次に言葉が変わる。思い切ってツールを導入してみれば、なかなか活用に至らず、今一つ投資対効果を感じられない。しまいには、単なるデジタル活用はダメで、デジタル変革、トランスフォーメーションでなければならない、なんて論調が国の方からも繰り返し繰り返し投げつけられれば、「もういいや、うちはDXとか関係ないから」と拒否反応を示してしまうのもわからんでもありません。

DXの押しつけに辟易している、そういう感じでしょうか。

そんな中小ビジネスの現場は二極化していると感じています。
デジタル活用の効果をイメージできる経営体とイメージできない経営体。

拙著にも書きましたが、これはシンプルな要因で、経験があるかないかの違いに起因しているとみています。経営者が他の業界でデジタルを使って業務をしてきた経験がある企業はデジタル活用にすんなり進む。あいにくこれまでそういった縁がなかった企業はなかなかデジタル活用の効果をイメージできずに前に進まない。
知っているか知らないかで、経営にデジタルを取り入れるチャンスをつかむ企業とスルーせざるを得ない企業がある。

だからと言って、デジタルツールや技術を学ぼうというアプローチがあり、中小ビジネスでもデジタル人材が必要だなんて言って、プログラミングや統計分析を学ぼうとプログラムが組まれますが、中小ビジネスに本当にそういうデジタル技術を持った人材が必要でしょうか?結論としてはこれまた遠回りです。

これに対する私たちのご提案は、「カイゼン」を入り口にしませんか、ということ。

んん?「カイゼン」、使い古された言葉と思われるかもしれませんが、変化し続ける外部環境に対峙することのみが唯一の生存条件である経営においては、変化に対応して常にカイゼンし続けることは不可欠なマネジメントです。

こういうと、カイゼンでDXは実現できない、とか言い出す輩がいるのかもしれませんが、仮にそうだとして、だから何なのでしょう?カイゼンをしなくていいからDXをしろと言っている?これがイカンのです。
変革・イノベーションなんて、そうそう簡単に実現できるものでもないし、様々なファクターからチャンスを見つけ、出会い、成し遂げていくもの。ではそれまで何をしているか、変革をウンウンと毎日考えればいいのか?そんな無駄なことはありません。徹底して足元を見て、Ongoingの事業をさらに最良のものに、昨日よりも今日、今日よりも明日、と不断のカイゼンを実行していくなかで、もっともっとと執念深く、インテル創業者の本にあるように「偏執狂」かのように、自分のビジネスを徹底的にカイゼンしていく先に、事業の前提条件さえカイゼン対象として見直すことにつながり、結果として「変革していた」、これがトランスフォーメーションではないかと考えます。

あるいは、カイゼンなんてしているよ、と答える事業者もいるかもしれません。はい、カイゼンをしているのはいいことです、というか当たり前です。大切なのは、そのカイゼンをし続けることですね。そして、そのカイゼンサイクルの中に、デジタルという武器を取り入れる、そういうことをしてみませんかと。

中小企業や農業経営者と話をする中で、「デジタル活用の効果がイメージできない」という声を聞きます。
それは無理もありません。前述したとおり、デジタル活用した経験がないのですから、効果をイメージしようとしても難しいのが現実です。では、何もできないではないか、ではなくて、まずはカイゼンしてみましょうよ、そしてそのカイゼンの一部にデジタルを取り入れることを「後から考える」、そうすれば、何のためにデジタルを活用したいかが見えてきますので、それにふさわしいデジタルツールも探しやすくなります。

そう、「デジタル活用」とか「DX」を入り口にするのではなく、事業の「カイゼン」を入り口において、例えば新商品開発や在庫管理の精度アップ、人材の育成をまずは進める、これなら特にデジタルについて詳しくなくても前に進めますね。その上で、そのカイゼン活動の中にデジタルを取り入れられる場所を探す
伝える力、つながる力、回転力、基礎体力、体幹力。
はいそうです、デジタル5つの活かし方をそこで役立てていただきたいのです。カイゼンの延長線上でデジタルを活かす際に、この視点が発想の役に立ちます。ああ、そういうところでデジタルを使えばいいのか、進めているカイゼンの回転をもっと力強く回すためにデジタルの5つの活かし方の、デジトレ診断の100の設問の、少なくともどれか一つが寄与するはずです。

支援者の方々も、「デジタルツールの導入を支援する」ではなく「経営改善を支援する、その中にデジタルを取り入れる」そういう視点で進みませんか。当たり前のことですが、「デジタルツールの導入がゴール」ではなく、「経営改善がゴール」であって、経営改善を実現するための一つのツールとしてデジタル「も」使いましょう、ということですね。「デジタルを活用しよう」はむしろ出口にあたるので、入口(始点)で考えすぎない方が、自然体で、苦しくなく、経営体と向き合いやすくなるのかなと感じております。