デジトレ診断データを使った分析

デジトレ診断では、100の設問に回答してもらいデジタル活用度を定量的に表示します。これまでデジトレ診断を使っていただいた120件のデータを使って診断結果を集計・分析してみました。

5つの力の合計スコアは200点満点で、平均は82.3点でした。5つの力は、それぞれ40点満点で、平均スコアは「体幹力」が22.3点と1番高く、続いて「基礎体力」の17.2点という結果でした。
「体幹力」とはデジタル活用の視点から、現場の方が滑らかに仕事ができることをスコアで表しているわけですが、どの企業でも最初に手を付ける取り組みということが、1番高い平均スコアに現れているのだと思います。また、「基礎体力」も同様に、どの企業でも情報をうまく使うための工夫や準備に取り組んでいるということなのでしょう。
それ以外では、「伝える力」が16.1点と他2つよりも高くなっています。ホームページやSNS活用、インターネット広告など、目的がはっきりしていて、取り組みやすいのかも知れませんし、中小ビジネスでも情報や自社の魅力発信の必要性を感じているからかも知れません。

続いて、従業員の規模別に集計した結果です。こちらは5つの力合計の平均スコアですが、全体の82.3点という結果に対して、1番高かったのは5名以下でした。5名以下の中では「士業・コンサル」が多く、業種・業態の影響もあると思いますが、業務ルールの整備がしやすかったり、小規模でも導入しやすいクラウドサービスなどを活用している結果かも知れません。

デジトレ診断 支援者プランでは、より詳しい分析結果を提供しています。今後もデジトレ診断のデータを使って業種別の傾向やスコアが高い企業の取り組みなど、情報提供していく予定です。