デジトレ診断のデータを使って分析しました

デジトレ診断では、100の設問に回答してもらいデジタル活用度を定量的に表示します。9月時点では、200社以上のデータを使って診断結果を集計・分析してみました。

5つの力の合計スコアは200点満点で、平均は82.5点でした。5つの力は、それぞれ40点満点で前回のスコアと同じ傾向で最も高いのは「体幹力」で、「基礎体力」、「伝える力」と続いています。

「体幹力」とはデジタル活用の視点から、現場の方が滑らかに仕事ができることをスコアで表しているわけですが、どの企業でも最初に手を付ける取り組みということが、1番高い平均スコアに現れているのだと思います。

また、体幹力は従業員規模や業種別に集計しても、平均スコアは20点以上と5つの力の中で高い結果が出ています。事業の内容や従業員数に関係なく、どの中小ビジネスが意識して取り組んでいるということでしょう。

続いて、件数の多い6業種に絞って集計した結果です。業種別では、「情報サービス」「士業・コンサル」のスコアが高く全体の平均を押し上げていることがわかります。どちらも事業としてデジタル活用を支援する立場として自社でもデジタル活用を進めていることがわかります。また、事業形態として、顧客に提供するのは「情報」や「サービス」であり、モノを扱う他の業種よりもデジタル活用がしやすいビジネスという影響もあるでしょう。

デジトレ診断 支援者プランでは、より詳しい分析結果を提供しています。今後もデジトレ診断のデータを使って業種別の傾向やスコアが高い企業の取り組みなど、情報提供していく予定です。