「卒業アルバムはAIにお任せ」

日経MJ記事より(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77392230Z01C21A1H21A00/

卒業アルバム制作を支援してくれるAIサービスがあるそうです。

オンライン写真販売を手掛ける株式会社エグゼック(https://i-exec.jp/)が提供する「アルバムスクラム(https://album-info.phst.jp/)」がそれ。

卒業アルバムを制作する際に大変な時間と手間と慎重さを要求される生徒の写真の選定をAIが助けてくれる。生徒の顔写真を登録すれば、AIがその生徒が映る写真をピックアップしてくれる。生徒が登場している写真数が自動カウントされるため、登場回数を均等にするための調整もラクになったと。

さらに、コロナ禍特有のマスクをつけた顔写真でも判別してくれるそうで、AIがなければ写真判定は難しかったとそうです。

 

AIっていう技術だけがあっても何の役にも立ちません。
が、このように現場の課題解決に直結するシステムを、AIという技術を活かして提供すれば、現場の課題が解決して皆が幸せになる。
AIだAIだと叫ぶだけでは意味がない、それだけでは世の中は変わらない。
こういった具体性のあるデジタル活用を増やしたいですね。

 

なお、これ、学校が利用するだけじゃなくって、学校向けに卒業アルバムを制作する写真館も利用できるサービスとなっているところがまたいいところ。

DXの文脈で「ディスラプター・破壊者」という言葉が出てきます。
エンドユーザーに役立つデジタルサービスを提供して既存のプレイヤーの事業を破壊してしまう意味ですが、そういうゼロサムゲームではなくって、エンドユーザーに役立つのは当たり前として、エンドユーザーを支援する立場の方にも役立つ、「Win-win-win」のサービスである。
そんな点もまた素晴らしいサービスですね。

卒業アルバムを見る女子生徒のイラスト