デジタル化が進むからこそ、リアルの情報を意識的に取りに行くことが大切 お知らせ 2021.01.02 新年明けましておめでとうございます。今年はデジトレの実質創業年、中小ビジネスにお役に立つものをしっかりと形にしてご提供してまいります。 さて、新年最初の投稿は、今年で創刊50周年を迎えるという日経MJの元旦の紙面から。「トップの視線」というコーナーで、ヤマダHDの山田会長、ヤオコーの川野会長、ファーストリテイリングの柳井会長兼社長、オイシックス・ラ・大地の高島社長へのインタビューが掲載されていました。注目したのは柳井氏と高島氏へのインタビューの中の以下のくだり。(前後省略) <柳井氏へのインタビューから引用>日経MJ「ネット通販が拡大するなか、店舗は不要になりますか。」柳井氏「なくならないでしょう。デジタル起業はみんなリアルの小売業が欲しいんですよ。ネット上で住所や電話番号を集めても顧客の本当の姿は分からない。顧客が店頭でどんな反応を示すのか、商品をどう思うのかが重要だ。それはリアルの場でこそ聞ける」 <高島氏へのインタビューから引用>高島氏「新型コロナの感染拡大前まで、お客様を訪問して商品やサービスの感想などを集めてきた。求めるのは『そうそう、こういう商品が欲しかった』というお客様の視点。ネット通販のメガプレーヤーはビッグデータを追求しているようだが、自分たちはスモールデータから独自性のある商品を生み出していく」 デジタル化が進むのは必然。それを上手く商売に取り入れていく必要はあるが、それはリアルが不要になることを意味するのではない。むしろ、デジタル化が進むからこそ、リアルの情報を意識的に取りに行かなければニーズを読み誤る。お客様を見失う。そして、「スモールデータ」は中小ビジネスだって手に入れることができる。現場と経営が間近にある中小ビジネスだからこそ「スモールデータ」を活かして機動的に商売を工夫することができる。 デジタル、ビッグデータ、ではわからないことが商いの現場にはあるんですね。
2021年、農業でのデジタル活用のトレンドは? お知らせ 2020.12.29 【中小ビジネスのデジタル化 2021年のトレンド予測 農業】 筆者自身が農業に従事していることもあって、ここ10年ほど農業でのIT活用、デジタル化、最近では「スマート農業」といわれる分野に携わらせていただいています。 TBSの日曜劇場「下町ロケット」がある意味で名刺代わりになったわけですが、自動運転トラクターや自動収穫機、ドローンでの農薬散布やリモートセンシング、田んぼの水管理の自動化システムなど、ロボティクス・IoT的な技術開発が大きく進んできました。 農業者の関心も高まり、さて、何からはじめようか、という段階が2021年なのかなと思います。5つのデジタル経営の目的の中から、特に農業で関心が高まるだろう3つを筆者の独断でご紹介します。 1.情報で会社の回転数を高める 【回転力】省力化への関心は引き続き高まるでしょう。人手不足やコロナ禍での農産物価格の低下もあり、低コスト経営の志向は引き続き強い。資材使用量を減らす、手間を減らす、効率を上げる。ここに新しいスマート農業技術が活用できないか?メーカーへの問い合わせは増えるでしょう。どれくらい役に立つの?いま導入した方がいいの?本当に儲かるの?と。全国各地でのスマート農業実証の様子も動画でチェックできたりするので、ぜひ積極的に情報収集してみましょう。回転力の強化のポイントは4つありますが、「管理水準を高める」ことが最も重要な点。農場の管理水準を一段階高める。どこの管理水準を高めますか? 2.社外との関係を拡げ、深める 【つながる力】2021年も引き続きコロナ禍の影響はさまざまに出てくるでしょう。需給のミスマッチがあちこちで生じる。消費需要がゼロになるわけではないので、場面・形態を変化させた代替需要をしっかりつかんで少しでもカバーしたい、そういう思いではないでしょうか。そんな中、2020年はD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマ)に注目が集まりました。ブームは落ち着いても、新しい消費スタイルに出会った消費者の一定割合は引き続き購買を続けるでしょう。クラウドファンディングもD2Cの一種でした。2021年はもう少し大きめの量の取引ができるような需給マッチングの仕組みに期待が集まります。新しい需要を創出するプレイヤーが登場するでしょうから、そういう人達とつながれるかどうかがカギになります。「つながる力」の強化のポイントは4つありますが、「顧客利便性」が最も重要です。SNSで情報を発信しているだけでなく、積極的に栽培データを提供して需要側に役立ててもらえるようなつながりを創っていきましょう。 3.情報で現場を滑らかにする 【体幹力】2021年はあらためて体幹力の大切さが問われる年になると思います。ロボトラやドローンのように華やかなスマート農業に興味を持つのは自然ですが、大きな投資をいきなりすべての農業者ができるわけでもありません。それでも、そういった新しい夢のある技術が刺激になって、さて自分の農場ではどうしようか、と自らを振り返る機会は増えるでしょう。そんな時にまずできることは、現場を滑らかにすること。「滑らかな現場とは、迷わず、間違わず、し忘れることなく、誰かに聞かなくても仕事がスムースに進む現場のこと。」なにも新しいソフトを購入しなくてもいいのです。「業務に必要な情報」を整備して、働きやすい現場を整えましょう。
デジトレご紹介資料 お知らせ 2020.12.12 デジトレのご紹介資料です。 PDFもどうぞ。000_デジタル経営のはじめ方・伸ばし方PDFダウンロード ※デジトレ会員の年払いコースの方には、パワーポイント版をご提供しております。 デジトレの役割(ミッション) お知らせ 2020.12.05 「地域で頑張る中小ビジネスのデジタル経営現場の知恵と工夫に学び、整理・体 系化して再び現場に届けること。」ここがデジトレの原点であり、お約束・誓いです。 中小ビジネスというのはとにかく千差万別。限られたリソースを、コレという事業分野に集中投下して取り組んでいる。リスクヘッジなんてそんなにできるわけではないから、その事業、そのお客様、 に正面から向き合って実直に、真摯に一つ一つの仕事を丁寧に仕上げていくのが 唯一の方法。成功法則や机上の理論は参考になるけどそれだけでは全然足りな い。現実の中でもがき、探し、選び、やり抜き通すしかない。 中小ビジネスでのIT活用・デジタル化も全く同じ。試行錯誤や工夫や妥協や決意、その結晶としてとあるITツールを導入して活用し ている。何を導入したかに注目が集まりがちだけど、より重要なことは、どうし てそこにIT活用しようと決めたのか、狙いは何か、工夫したところはどういう点 か、そういうところが本質的に大切。 私たちは、それを学びます。中小ビジネスの現場でのIT活用の奮闘の在り様を学 びます。そして、それを私たちなりの視点で整理し、まとめて、再び中小ビジネスの現場 に役立つ情報に変えてフィードバックします。 ・中小ビジネスの現場に私たち自身がどんどん出かけます。・中小ビジネスの現場で奮闘している経営者とのつながりをつくります。・そういう経営者を現場で支援しているITコンサルタント仲間を増やします。 そうすることで、常に中小ビジネスの現場に触れ、学び続ける取り組みをする。それがデジトレのお約束です。 はじめまして、デジトレです。 お知らせ 2020.12.04 私たちは、中小ビジネスが自社の成長のために「デジタル」というパワーを、 もっと上手に効果的に活用できる環境を整えることを目指して、中小ビジネスの IT支援に長年携わってきたメンバーが集まって設立した法人です。 ※中小ビジネス中小企業、個人事業主、農業者や漁業者等々のいわゆる大企業ではないビジネ ス組織 私たちのビジョンは、「日本の中小ビジネスのデジタル経営スピードを最速に し、デジタル経営幸福度を最幸にする。」です。 デジタルの波がやってきました。コロナ禍が背中を押した感はあるとは言え、情報通信技術の進化と利用者の成熟 の結果の必然としてデジタルが目の前にそろってきた状態かと思っています。 「いつまでも人手に頼って(甘えて)いちゃいかんな、そろそろIT使おうか」「ちょっとした小さなIT活用、できることからうちも取り組みたい」「いまこそデジタルを活用して会社を伸ばすぞ」 そういう中小ビジネスの考え方のシフト、ふつふつとした思い、決意、覚悟、そ ういったものを、中小ビジネスの現場に伺うたびに強く熱く感じています。いろいろと逆境はあるけど、できることを一つ一つやるしかない。その中の一つ にデジタルへの取り組みも明確な選択肢として思い描かれるようになってきてい ます。 デジタル化に取り組むのにやたら時間がかかっては気持ちも冷めます。デジタル化に取り組んだのに何のために仕事をしているのかと不幸な職場になっ ては本末転倒です。クイックに、最幸になっていただくために、デジタルというパワーをフル活用す るための知恵を工夫を集めて届ける活動をしてまいります。 投稿ナビゲーション Newer Posts
デジトレの役割(ミッション) お知らせ 2020.12.05 「地域で頑張る中小ビジネスのデジタル経営現場の知恵と工夫に学び、整理・体 系化して再び現場に届けること。」ここがデジトレの原点であり、お約束・誓いです。 中小ビジネスというのはとにかく千差万別。限られたリソースを、コレという事業分野に集中投下して取り組んでいる。リスクヘッジなんてそんなにできるわけではないから、その事業、そのお客様、 に正面から向き合って実直に、真摯に一つ一つの仕事を丁寧に仕上げていくのが 唯一の方法。成功法則や机上の理論は参考になるけどそれだけでは全然足りな い。現実の中でもがき、探し、選び、やり抜き通すしかない。 中小ビジネスでのIT活用・デジタル化も全く同じ。試行錯誤や工夫や妥協や決意、その結晶としてとあるITツールを導入して活用し ている。何を導入したかに注目が集まりがちだけど、より重要なことは、どうし てそこにIT活用しようと決めたのか、狙いは何か、工夫したところはどういう点 か、そういうところが本質的に大切。 私たちは、それを学びます。中小ビジネスの現場でのIT活用の奮闘の在り様を学 びます。そして、それを私たちなりの視点で整理し、まとめて、再び中小ビジネスの現場 に役立つ情報に変えてフィードバックします。 ・中小ビジネスの現場に私たち自身がどんどん出かけます。・中小ビジネスの現場で奮闘している経営者とのつながりをつくります。・そういう経営者を現場で支援しているITコンサルタント仲間を増やします。 そうすることで、常に中小ビジネスの現場に触れ、学び続ける取り組みをする。それがデジトレのお約束です。
はじめまして、デジトレです。 お知らせ 2020.12.04 私たちは、中小ビジネスが自社の成長のために「デジタル」というパワーを、 もっと上手に効果的に活用できる環境を整えることを目指して、中小ビジネスの IT支援に長年携わってきたメンバーが集まって設立した法人です。 ※中小ビジネス中小企業、個人事業主、農業者や漁業者等々のいわゆる大企業ではないビジネ ス組織 私たちのビジョンは、「日本の中小ビジネスのデジタル経営スピードを最速に し、デジタル経営幸福度を最幸にする。」です。 デジタルの波がやってきました。コロナ禍が背中を押した感はあるとは言え、情報通信技術の進化と利用者の成熟 の結果の必然としてデジタルが目の前にそろってきた状態かと思っています。 「いつまでも人手に頼って(甘えて)いちゃいかんな、そろそろIT使おうか」「ちょっとした小さなIT活用、できることからうちも取り組みたい」「いまこそデジタルを活用して会社を伸ばすぞ」 そういう中小ビジネスの考え方のシフト、ふつふつとした思い、決意、覚悟、そ ういったものを、中小ビジネスの現場に伺うたびに強く熱く感じています。いろいろと逆境はあるけど、できることを一つ一つやるしかない。その中の一つ にデジタルへの取り組みも明確な選択肢として思い描かれるようになってきてい ます。 デジタル化に取り組むのにやたら時間がかかっては気持ちも冷めます。デジタル化に取り組んだのに何のために仕事をしているのかと不幸な職場になっ ては本末転倒です。クイックに、最幸になっていただくために、デジタルというパワーをフル活用す るための知恵を工夫を集めて届ける活動をしてまいります。